相談前に聞いておきたいことがある場合は、相談予約の受付時にお尋ねください。
- 離婚したいんですけど、どうすればいいんでしょう?
- 離婚には、協議離婚、調停離婚、裁判離婚があります。夫婦双方が合意の上、協議離婚届を役所に届ければ離婚は成立します。ただし、未成年の子供がいるときは、親権者を定めておかなければ受け付けてもらえません。
- 相手方からいきなり離婚したいと言われました。私には離婚するつもりはないのですが、どうすればいいでしょう。
- 家庭裁判所に夫婦関係調整(円満)の申し立てをして、調停委員を交えてやり直せないか話し合ってみるべきです。
- 調停委員にも古い考え方の人がいるって聞きますけど、本当ですか?
- 調停委員は、きちんと訓練を受けていますから、心配することはありません。第三者的立場にたって話し合いを進めてくれます。
- 不倫してしまいました。それでも離婚できますか?
- 協議離婚であれば問題ありません。調停でも、慰謝料をとられますが、離婚できる場合もあります。ただ裁判になると、不倫により「有責配偶者」となって、離婚が認められるには厳しい条件(別居期間が長い、未成年の子がいない、婚姻費用をきちんと支払っている)が課せられます。
- 別居してから不倫したのですが、それでも有責配偶者になるのでしょうか。
- 別居、同居にかかわらず、もう婚姻関係が破たんしてしまった後の不倫であれば、有責配偶者には該当しません。
- 不倫の証拠はどうやって集めればいいのでしょうか。
- メールのやりとりや写真など不貞関係をうかがわせるものがあればいいのですが、ない場合は興信所などに頼んで証拠を集めることになります。
- メールのやりとりをしたり食事をしたりしているだけでも不貞行為ですか?
- 離婚での不貞行為は肉体関係をもった場合ですから、不貞行為にはあたりません。
- 親権をとりたいのですが、男性は不利と聞きました。
- 以前は確かに親権は女性に有利でした。しかし、最近は、子の福祉を第一に考えて判断されています。ですから、男性だから不利ということにはなりません。妻が不倫や金銭の乱用をしている場合、男性側でしっかり子供の面倒をみる体制ができているということを主張すれば、男性でも親権をとることができます。
- 子供が15歳なのですが、親権を決めるのに、子供の意志も考慮されますか?
- 子供が15歳くらいであれば、家裁の調査官が子供にどちらと住みたいか意見を聞いて、それを参考にします。
- 協議離婚するのですが、養育費の支払いが心配です。
- 公正証書で協議離婚の条件を決めておきましょう。支払いが滞れば、強制執行ができます。
- DVを受けています。どのような証拠を集めればよいのでしょうか。
- 診断書、写真、ボイスレコーダーなどが有力な証拠となります。
- 私は男性ですが、実は妻からDVを受けています。こんなケースもありますか?
- 男性が女性からDV、特にいわゆる言葉によるDVを受けているケースはめずらしくありません。安心して、相談してください。
- いわゆるモラハラ(言葉によるDV)を受けています。証拠を残したほうがいいでしょうか。
- 必ずボイスレコーダーに残して証拠として提出しましょう。
- 弁護士さんに依頼するときに、必要なものはなんでしょうか。
- 今までの経過をできるだけ詳しく書いたものと、集めていれば証拠をもってきてください。
- 弁護士示談ってどういうことでしょうか。
- 当事者双方に弁護士がついて、当事者の意見を聞きながら弁護士同士で条件をすり合わせて、離婚するための示談書を作成し、協議離婚届を出すことです。
- 女性は女性の弁護士さん、男性は男性の弁護士さんに頼んだ方がいいでしょうか?
- 弁護士は依頼者の意向を最大限くみ取って動きますので、男女関係なく、相性のいい弁護士さんに依頼するのがいいと思います。